ビジネス&日常で使える!年賀状のマナーや書き方と注意点

万年筆で年賀状を書く時のマナーを知ろう!文字色やにじむインクに注意

万年筆で年賀状を書く時のマナーを知ろう!文字色やにじむインクに注意

万年筆を使って年賀状の作成をしたい方も多いのではないでしょうか。高級感と重厚感が出る万年筆で年賀状を作成すれば、もらった側もきっと喜ぶはずです。しかし、万年筆を使って年賀状を作成する際、最低限のマナーを守らないと逆に相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。年賀状を手書きで万年筆で書く際のマナーについて解説します。

【はじめに】年賀状を手書きで書く注意点

万年筆の使い方について詳しくは後述します。そもそも年賀状を手書きで作成する際に注意点がいくつかあります。

  • 太字書く
  • 手書きで使える筆記用具
  • 書き損じたら書き直す

それらを解説していきます。

【注意点①】太字で書く

手書きで年賀状を作成する際、出来るだけ大切にしたいのが文字の太さです。挨拶文や手紙などと同様に、年賀状も日本の伝統的な慣習で出されるものです。そういった類のものは、細い文字より「太字」で作成する事が好まれています。

太字であれば読みやすいというメリットもあります。人によっては細いペンで手書きをするととても読みづらい文字を書く方もいらっしゃいます。太字であれば誰が書いても読みやすい文字になります。

慣習的なものもありますが、やはり年賀状のような新年を祝うおめでたい葉書は太字で書かれている事が重要です。特に目上の方や上司に年賀状を出す際は細心の注意を払う必要があるでしょう。

【注意点②】手書きで使える筆記用具

年賀状に適した太字が書ける筆記用具はあるのでしょうか。一般的に年賀状に使用するのにおすすめされている筆記用具は以下の通りです。

  • 筆ペン
  • 毛筆
  • 万年筆
  • 油性のインクペン
  • サインペンなど

これらが年賀状を手書きで作成する際、おすすめの筆記用具とされています。一部、“ボールペンで作成したい”と思っている方もいらっしゃるかもしれません。年賀状に使う為の筆記用具に決まりはないのですが、ボールペンは手軽なイメージを与えてしまう為マナー違反となりやすいので注意が必要です。

ボールペンや鉛筆、シャープペンシルなど、目上の方や上司、仕事関係の方への年賀状には使わない事をおすすめします。

【注意点③】書き損じたら書き直す

手書きで年賀状を作成すると、どうしても書き損じてしまうリスクが高まります。その際、修正ペンや修正テープを利用して書き損じをカバーしたくなります。しかし、修正ペン・修正テープの利用は年賀状ではマナー違反となります。

年賀状の作成時に書き損じてしまっても、郵便局で新しい年賀葉書に交換する事が出来ます。(※手数料はかかります)手間がかかるかもしれませんが、書き損じない状態で投函するようにしましょう。

万年筆を使って年賀状を作成する際の注意点

年賀状を手書きで作成する際、万年筆での作成は魅力的な方法です。味わい深く、更に新年のおめでたい雰囲気をぐっと高める事にも役立つ事でしょう。しかし、万年筆であればどのように作成しても良いという訳ではありません。年賀状を万年筆で手書きする際の注意点をお伝えします。

【注意点①】インクの色に気をつける

万年筆で年賀状を書く上で、注意したいのはインクの色です。一般的に黒色のインクを使う方が多いかもしれませんが、中にはめでたい雰囲気を演出する為に多種多様な色合いを使いたくなる方もいるでしょう。

特に赤文字は宛名や使う場所によってはマナー違反とされてしまう事になり、せっかく万年筆で手書き年賀状を作っても相手を不快にさせてしまう恐れがあります。

万年筆は黒色・濃紺(ブルーブラック)・青色であれば年賀状に利用可能です。しっかりと太く、力強い文字で作成してみて下さい。

【注意点②】年賀状のマナー自体にも気を付ける

万年筆を使って年賀状の書き方としては、インクの色を注意したり書き損じた際、年賀葉書を交換するなど、これらを守らればマナー違反を避ける事が出来ます。しかし、万年筆を使う事に夢中になってしまい、年賀状のマナー自体を無視してしまっては意味がありません。最後に年賀状を出す際の基本的なマナーをまとめました。せっかくの万年筆です。マナーを正しく守る事で、より印象をよくしましょう。

年賀状の基本的なマナーは?

とても親しく、互いに“マナーを気にせずに出しましょう”という相手であればよいですが、一般的に年賀状はマナーを守って出しましょう。特に目上や上司に出す際には、必ずマナー違反にならない内容で投函しましょう。

賀詞は4文字で

賀詞とは、謹賀新年といった敬意の言葉ですが、目上や上司の方は4文字ほどの賀詞を利用するにして下さい。1文字や2文字は目下の人に出すものです。

句読点・感嘆符は使わない

「、」「。」といった句読点をはじめ、「!」「?」などの感嘆符も使えません。縁を切るといったイメージになる為です。

忌み言葉は使わない

去るとか滅びる、破れる、失うといった忌み言葉も絶対に避けて下さい。

【まとめ】万年筆を使ってマナーある年賀状を作りましょう!

年賀状にはマナーが多くありますが、一年に一度だけ作成する大切なものです。だからこそ、万年筆のような高級なペンを使い、マナーを守って作成すると送られた相手もとても喜びます。今年は万年筆を使った年賀状を作成してみてはいかがでしょうか。