ビジネス&日常で使える!年賀状のマナーや書き方と注意点

年賀状の返信は必要?不要?返信はいつまで?遅れた場合の対処法は?

年賀状の返信は必要?不要?返信はいつまで?遅れた場合の対処法は?

「年賀状を送ってない人から、年賀状が届いた!」という経験をした事はありませんか?そのような時はどうしていますか?すぐに返信が必要かご存知ない方もいらっしゃるでしょう。自分が相手に年賀状を出していないのに、年賀状が届いた際の返信についてご紹介しますので参考にして下さい。

年賀状の返信の必要・不要の判断基準は?

自分と年賀状を送って頂いた相手の関係性で返信の要・不要が変わってきます。年賀状の差出人が自分の後輩・立場が下な方の場合は返信不要です。一方、自分より目上の方・日頃からお世話になっている方の場合は急いで年賀状を作成して返信しましょう。

とは言え、相手から年賀状が送られて来たら年賀状を返信するのがもっとも丁寧な対応です。思わぬ方から年賀状が届いた場合でもすぐに返信出来るように、予め数枚余分に年賀状を購入しておくと良いでしょう。

大げさに謝るのはNG

年賀状を出し忘れた場合や返信が遅れた場合、「今後このような事が無いように気をつけます」などと、大げさに謝ると相手に気を使わせてしまいます。謝罪は大げさではなく程ほどにしましょう。

年賀状を出す期間を過ぎて遅れた場合は、年賀状ではなく「寒中見舞い」として返信します。
以下のように、サラッとお礼や謝罪の言葉を入れて挨拶をしましょう。

  • 挨拶が遅れてしまい、申し訳ありません
  • お年賀状を頂きまして、誠にありがとうございました

年賀状はいつまでに送ればOK?時期について

年賀状を出し遅れた!」という時は慌てずに、まずは年賀状を投函して到着するまでの時間を逆算しましょう。年賀状を出せる期間中であれば急いで作成して返信しましょう。この期間中に間に合わないようであれば、寒中見舞いを作成して返信しましょう。

年賀状は1月7日までに届くように!

年賀状は「元旦までに」と言われています。しかし、年神様が降りてくる期間である1月7日(松の日)までに届けば問題ありません。1月4日の回収時間内(出来ればお昼までに)であれば、間に合うかと思いますのでそれまでに投函しましょう。もしも7日の到着にも間に合わない場合は、年賀状として出す事は諦めて、寒中見舞いを出しましょう。この場合は年賀状葉書は使用せずに通常の葉書を使用するように注意しましょう。

年賀状の返信マナーについて

年賀状を作成する際のマナーはご存知の方も多いかもしれません。一方で、返信マナーについてはあまり知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?年賀状の返信をする際のマナーについてご説明します。

年賀状のお礼はメールでもOK!

年賀状のお礼をどう伝えるか迷っている方もいるでしょう。そのような場合は、メールがおすすめです。メールは短時間で感謝の気持ちを伝える事が出来るだけではなく、いち早くメッセージを届ける事が出来ます。

相手から年賀状が届いた時期が遅かった場合

年賀状を送っていない人から、年賀状が届いた時期が1月7日ギリギリの時期だった場合、こちらが急いで出したとしても1月7日に間に合わない事もあります。

親しくない方・自分より立場が下な方の場合

返信しないでも大丈夫です。

目上の方や大切な方の場合

必ず寒中見舞いにて、お礼とお詫びをしましょう。

年賀状の再利用はNG!

当然ですが、年賀状が足りないからと再利用するのはNGです。年賀状には消印が無い事から、再利用してもわからないのでは?と思いつく方もいらっしゃるかもしれません。ですが、実は年賀葉書の消印は専用ライトを当てると浮かび上がる作りになっているので、再利用は不可です。新しい年賀状を使いましょう。

年賀葉書の豆知識

昨年以降の年賀葉書が余ってもったいない場合、下記の方法で再利用する事が出来ます。

  • 郵便局で切手や葉書に交換する
  • 応募葉書(懸賞などの)として使用する
  • 買取ショップにて換金
  • 団体へ寄付(ユニセフやNPO法人など)

特に、書き間違いがある場合や前年度で余ってしまった年賀状の場合は、郵便局であれば今年分の年賀葉書に交換する事が出来ます。(未投函に限る)

年賀状返信の例文をご紹介!

年賀状の返信について、お礼のメールと年賀状を出し忘れた・遅れた場合の例文をご紹介いたします。

【例文】基本的な年賀状の返信

あけましておめでとうございます
ご丁寧なお年賀状を頂きましてありがとうございました
また 新年のご挨拶が遅れまして申し訳ございません
昨年中は大変お世話になりました 本年も何かとお手をお借りする事があるかもしれませんが 何卒よろしくお願いいたします
本年もよろしくお願いいたします

ビジネスシーンの場合は、以下のような文を入れると良いでしょう。

  • 昨年中は色々なご指導をして頂き 心から感謝しております
  • これからも日々精進していけるよう 全力で務めさせて頂きます

【例文】年賀状のお礼メール

ご丁寧に新年の御祝詞を頂きましてありがとうございました
本年は〇〇をご一緒出来るとの事心から楽しみにしております
どうぞ本年もよろしくお願いいたします

親しい友人へ送る場合は「年賀状ありがとう。今年もよろしくおねがいします」などフランクな文面でも問題ありません。

【例文】年賀状が遅れた際のお詫び

年賀状が遅れ、寒中見舞いとして挨拶をする場合、賀詞は使用しないように注意しましょう。

【例文1】
寒中お見舞い申し上げます
年末の慌ただしさにまぎれ、新年のご挨拶が遅れました事お詫び申し上げます
昨年中は大変お世話になりました
本年も変わらぬお付き合いを お願いいたします

【例文2】
寒中お見舞い申し上げます
年末より帰省していた為 新年のご挨拶が遅れました事大変失礼いたしました
〇〇様(皆様)におかれましては ご健康でお過ごしとの事心よりお喜び申し上げます
本年度も変わらぬお付き合いを どうぞよろしくお願いいたします

【まとめ】マナーを守ってスマートに年賀状の返信をしましょう!

年賀状を送っていない方から、年賀状が届いた場合すぐに年賀状を送る事が基本的なマナーです。しかし1月7日を過ぎそうな場合は、年賀状として出すのではなく通常葉書に寒中見舞いとして出すようにしましょう。その場合は、年賀状が出せなかった事に関してのお詫びの言葉を軽く入れておきましょう。この知識を知っておけば、いざ年賀状を送っていない相手からの年賀状が届いた場合の対応がスムーズに行えるので安心です。