ビジネス&日常で使える!年賀状のマナーや書き方と注意点

結婚報告を年賀状で伝えるのはOK?マナーを守って上司・友達に報告しよう

結婚報告を年賀状で伝えるのはOK?マナーを守って上司・友達に報告しよう

人生の中で起こる様々なライフイベントの中でも、「結婚」は重要な存在です。そんな結婚を年賀状で報告したい、または、報告すべきか悩んでいるという方は多いのではないでしょうか。新年を祝うおめでたい年賀状で、結婚の報告。理想的なタイミングではあるものの、マナー的に大丈夫なのか不安な方もいらっしゃるかもしれません。結婚予定を年賀状で書く際のマナーについて解説していきます。

年賀状は公的文書?私的文書?マナーはある?

そもそも年賀状で結婚報告を行う事は出来るのでしょうか。年賀状には細かなマナーが存在しているものの、基本的に年賀状は公的文書ではなく私的な書簡となる為、内容自体に制限はありません。その為、とても親しい友人や自分の家族に送り合うのであれば、絵を書いたりどんな文章を記載しようが咎められる事はないでしょう。

しかし、前述したように年賀状は日本の伝統的な慣習であり、お祝いに関連する書簡でもあります。送る相手の立場や文章の書き方を間違えると、マナー違反と捉えられ評価・信頼を落としてしまう可能性があります。

条件を守れば結婚報告は可能!

マナー的に年賀状で結婚報告を行う事は、ケースバイケースであり「問題ない場合」と「マナー違反の場合」のどちらにもなり得ます。“私的な書簡”とはいえ、年賀状は目上の方や仕事先の相手、お世話になった恩師など、“マナーを守った上でやり取りをすべき相手”にも送る場合もあるでしょう。つまり、書き方や送る相手によって結婚報告が可能だったり、マナー違反になるのです。

年賀状で結婚報告をする上で、押さえておきたい注意ポイントをまとめました。

  • 友人までなら安心
  • 写真の使い方
  • 結婚式の前だった場合
  • 喪中の場合

これらをひとつずつ解説していきますので、年賀状を送る際の参考にして下さい。

友人までなら安心

基本的に年賀状で結婚報告を行う事は問題ではありませんが、送る相手によってはマナー違反と捉えられる事があるので注意が必要です。例えば、ほとんど面識のない取引先に結婚報告は少しズレている・うざいと思われてしまうかもしれません。また、結婚式に参列してくれたり挨拶をしてくれた上司が相手であれば良いですが、あまり私的な付き合いのない上司に結婚報告を行うのは違和感があります。

さらに、新年の挨拶のついでに結婚報告をしている印象を与えると、相手を敬う気持ちがないと思われマナー違反と見なされる恐れもあるでしょう。マナー違反にならないとはいえ、出来れば友人に送る年賀状のみに限定して結婚報告の年賀状を送る事をおすすめします。

写真の使い方

結婚式の報告を年賀状でする場合、一言メッセージだけではなく写真ありのデザインをチョイスする事がマナーとされています。結婚式が終わっているのであれば結婚式の時の写真、二人の顔がしっかりと写っているものなどが好ましいでしょう。

しかし、結婚式にどうしても参列出来なかった方には、二人で旅行している時の写真などが無難です。親族や仲の良い友人であれば仲睦まじい写真、結婚式に訪れた方には結婚式、参列出来なかった方には旅行、何年も連絡を取っていなかった友人には写真無しなど、相手の立場を想像した写真を添える事をおすすめします。

結婚式の前だった場合

一般的には結婚式を終えた後での報告が好ましいですが、事情により入籍のみ済ませた状態で年賀状のシーズンを迎える方もいらっしゃるでしょう。基本的には入籍していた場合、「〇〇に入籍しました」といった形で年賀状に添える事はマナー違反となりません。ただし、苗字は新しいもので連名にする事が重要なので忘れないようにしましょう。

結婚式に招待する方には式の日取りと挨拶、そうで無い方には挙式する旨を伝えるようにすると丁寧なのでおすすめです。

喪中の場合

年賀状でもっとも注意すべきマナーは、「喪中の場合」です。当然ですが、身内の不幸があった際などに結婚式の報告を年賀状でするのはマナー違反とされます。どうしても結婚報告をしたいのであれば、年賀状受付開始時期の12月15日までに喪中はがきを投函。さらに、松の内(関西は1月15日まで、関東は1月7日まで)を過ぎた後の寒中見舞いと共に結婚報告をするのがマナーとなります。

期間にも要注意!

結婚報告は条件を守れば、年賀状で報告するのはマナー違反にならない事をお伝えしました。しかし、出来ればマナー的に結婚式・入籍した期間に注意したいところです。結婚報告は、入籍をしてから1カ月~3カ月以内に出す事がマナーといわれています。

結婚式・入籍をしたタイミングによって、年賀状における結婚報告がマナー違反かどうかが決まります。

  • 年賀状が届く前年の9月まで・・・違和感なく報告可能
  • 前年の1月~8月頃・・・その間に結婚報告をしておくのがマナー。年賀状は避ける。

あまりにも結婚式・入籍と年賀状の時期が離れてしまうと、「そんな過去の事を今頃になって年賀状に添えるのか…」と思われてしまい、マナーがなっていない印象を与える可能性があるので注意しましょう。

【まとめ】二人でと話し合って結婚報告の年賀状を作りましょう!

年賀状で結婚報告する際、夫婦二人でしっかりと話し合って決める必要があります。どちらかがマナーを守らなければ、夫婦共にマナーのない人と思われてしまう可能性があるからです。年賀状で結婚報告をしたい方はここで学んだ内容を参考にしながら年賀状を作成する事をおすすめします。誰に年賀状を送るのかという範囲をあらかじめ決めておくとスムーズに年賀状作りを進める事も出来るでしょう。