ビジネス&日常で使える!年賀状のマナーや書き方と注意点

親戚に年賀状を出す時、どこまでマナーを守れば良い?堅苦しくない文章でOK?

親戚に年賀状を出す時、どこまでマナーを守れば良い?堅苦しくない文章でOK?

結婚や出産をきっかけに友人・知人・会社関係の人たちだけでなく、「親戚」に年賀状を出すようになる人が多いようです。親戚との距離感は人それぞれですが、“親族だから”という事でカジュアルな内容で投函される方もいます。しかし、親戚に年賀状を出す際も必要最低限のマナーは存在しているので注意が必要です。親戚に年賀状を出す際のマナーについて説明します。

年賀状を親戚に出す理由

これまで友人・知人・た職場の方に年賀状を出してきた方の中には、“なぜ親戚に年賀状を出すのだろう?”と思う方もいらっしゃるかもしれません。普段、ほとんど会う事が無いご無沙汰な親戚なのに年賀状だけは出すというのも違和感を覚える可能性があります。親戚が多くてどこまで出すのかと困る方も少なくないでしょう。とても仲がよく小さな頃から年賀状をやり取りしてきた親戚であれば良いですが、ほとんど普段接していない親戚なのに年賀状を出す必要があるのでしょうか。

親戚に年賀状を出すタイミングとしては結婚をしたとか出産した、結婚式に参列してもらったといったタイミングが多いようです。感謝の気持ち社会人としての思いを伝える挨拶として、親戚に年賀状を出す方が多いようです。

親戚への年賀状は堅苦しくない内容でOK?

知人や友人と同等に仲良く繋がっている親戚であれば、逆に堅苦しくない年賀状でない方が好まれます。しかし、年上の方々だったりご両親と同じ年齢、またその親戚の家族一同に年賀状を出すとなると、あまりカジュアルなものはマナー違反と捉えられる可能性があるので注意が必要です。詳しくは後述しますが、親戚に年賀状を出す場合はマナーとして一般的な年賀状における書き方のマナーを守る事を心がけて下さい。

基本的な年賀状マナーは守ろう!

前述したように、年上やお世話になっているご両親と同じ年齢の親戚に年賀状を出す際、出来れば会社の上司に年賀状を送るようなマナーを守ると安心です。

あまりに堅苦しくない程度で良いですが、最低限でも以下のマナーを守れていると印象が良くなります。

  • 賀詞
  • 句読点使わない
  • 好ましい文章でまとめる

それぞれ解説していきます。

賀詞

親戚は友人でも知人でもなく、あくまで親族です。さらに、同僚・部下・目下といった立場でもありません。その為、賀詞は目上の方に送るような4文字のものを利用するのが好ましいです。

【4文字の賀詞の例】

  • 謹賀新年
  • 恭賀新年
  • 敬頌新禧

二文字や一文字の賀詞は目下や知人、友人といった相手に向けたものなので、受け取る側としてはあまり好ましく感じない可能性があります。

句読点は使わない

年賀状の文章は、句読点を利用しない事がマナーとされています。とても仲の良い知人などはその限りではないものの、「縁起のよい年賀状で句読点を使う」というのは縁を切るといったイメージがある為、句読点の使用は避けられています。

また、日本の歴史的な背景として、句読点を使わないと読めないと相手の教養を目下に見る印象もあります。改行や空白を使う事で、すっきりと文章を書くのが親戚に年賀状を出す上でも守りたいマナーです。

好ましい文章でまとめる

親戚に年賀状を出す際、年賀状の挨拶にふさわしい文章を作る事が求められます。堅苦しくない文章で問題はありませんが、あまりにも距離感が近過ぎるものは親族であっても、マナーとしては良くないと思われてしまうでしょう。

まず、文章は昨年中のお礼を書きます。結婚式に参列してもらった事、何らかの行事でお世話になった事など、エピソードをプラスするのがおすすめです。

そして、簡単に今年の抱負を加え、最後に相手の健康や幸福を祈る一言を添えるとマナーが守られていると感じさせる事が出来ます。

親戚に年賀状を出す際の写真・内容

親戚に年賀状を出す際、家族写真を添えて送る方が多い傾向にあります。結婚報告をするのであれば結婚式の写真やハネムーン写真・お子様が生まれたのであれば家族写真などを添える事で、相手も新しい家族が増えたという時間が沸き喜ばれるでしょう。

ただし、あまりにも夫婦で仲睦まじい写真だったり、個人ではしゃいでいる写真などは温度差を感じさせてしまう可能性もある為マナー的には避けた方が無難です。どこまで堅苦しくないカジュアルなものにするかは、常識の範囲で判断すると良いでしょう。

また、文章の書き方などは先ほどお伝えしましたが、出来るだけポジティブで相手を敬うような内容で構成しましょう。昨年は辛い事があったとか、親戚側に何らかのアクシデントがあったとか、その後に「今年こそ…」といった文言を掲載するとしても、相手にとっては不愉快な気持ちになる事があります。あくまでポジティブな自分の近況と相手を敬う気持ちと今後もお世話になります、とか、会いたいという希望的観測を述べるに留めましょう。

【まとめ】親族だからこそ丁寧な年賀状を!

「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、距離感の近い間柄の方になればなるほどマナーを忘れがちです。だからこそ、マナーを守った年賀状を作成出来る方は社会人として、大人として高く評価されます。親戚に年賀状を出す際、堅苦しくない文章で問題はありませんが、お礼の言葉や丁寧な文章という最低限のマナーを守った年賀状を送りましょう。